【アルゼンチン】県系人らCM出演 沖縄ファミマ「世界でも家族」


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世界のうちなーんちゅを紹介するファミリーマートのCM出演者ら=アルゼンチン・ブエノスアイレス

 沖縄ファミリマート・チェーンがこのほど、アルゼンチン・ブエノスアイレスでのロケーション撮影で家族のつながりや沖縄の誇りを伝え、アルゼンチンのうちなーんちゅをテレビで紹介するCMを撮影した。「結World 沖縄は世界でも家族」というメッセージを込めた。

 ファミリマートはロスのウチナーンチュ大会のメイン・スポンサーで、CMのロケーション撮影はアルゼンチンだけではなく、アメリカ合衆国(ハワイ、ロサンゼルス)、ペルー、ボリビアの全部で4カ国。FECオフィス社長の山城智二さんが撮影をサポートし、ロサンゼルスで行われた「第2回世界若者ウチナーンチュ大会」にも出席した。
 選んだ場所は、昔、港湾施設だった地域を再開発した近代的なプエルト・マデロ地区で、日本で言えば横浜の街に似ている。
 使用したテーマ曲はBEGINの楽曲「国道508号線」で、現地の沖縄県人連合会の協力により数人の県系人が集まり「結ダンス」の途中、タンゴステップと舞を盛り込んだアルゼンチン・バージョン・結ダンスを披露した。
 現地の7人の出演者はほとんど県系人、そんな中、現在、琉球國祭り太鼓アルゼンチン支部長のギジェルモ・瀬底さん(25)=3世=の呼び掛けにより、当日数人の若者が集まった。また、現在在亜日本語教育連に派遣されているJICA青年ボランティアの飯塚美穂さんの協力出演もあった。
 沖縄では10月上旬に放送される予定。