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【嘉手納】嘉手納町に住む金城学さん(41)はこのほど、町社会福祉協議会に車いす7台(計24万円相当)を寄贈した。4年前に右足付け根の骨を骨折し、松葉づえでの生活を余儀なくされた経験から、「体の不自由な方の大変さや、バリアフリーの大切さ」に気付いたという。車いすは社協で貸し出し用として使われる。
金城さんは負傷後、外出もままならなくなったため、毎月友人との交際費に充てていた5千円を貯金するようになった。4年後、「けがの人生をプラスに考え、今後の励みにしたい」と、たまった24万円を寄付する決心をした。
寄付を受けた松堂忠仁会長は「話を聞くと涙が出る。素晴らしい気持ちの方がいらっしゃって、社協としても助かる」と感謝した。
松葉づえで働く金城さんを見たという當山宏町長は「けがをして学んだこともあったと思う。これからも優しさを持ち続けてほしい」と話した。