【フランス】沖縄素材化粧品 「琉白」パリ見本市に出展


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ネットランドジャパンの阿部淳子さん(左)と今泉小百合さん=パリのポルトドベルサイユ見本市会場

 9月のパリはコレクションや国際見本市でにぎわう季節。そんな中、9月9~11日まで、パリのポルトドベルサイユ見本市会場で美容見本市が開催された。世界中の美容化粧品が軒を連ねる中、沖縄素材のみを使用した化粧品を販売している会社ネットランドジャパンのブースが出展され、世界中の美容業界の関係者の注目を集めていた。

 近年注目されている月桃をメーンに、保湿力の高い海ぶどう、沖縄で古くから美容に使われてきた土「クチャ」、久米島の海洋深層水と、沖縄にある素材だけにこだわった化粧品「琉白(るはく)」。日本ではまだ基準が存在せず発展途上の段階のオーガニックコスメを目指し、世界で最も厳しいとされているフランスのオーガニック認定機関「エコサート」の認定を受けて今回、進出した。
 ネットランドジャパンのオーガニックコスメ琉白部門セクションマネージャー、阿部淳子さんは「沖縄では当たり前のように身近にある物が実はどんなに良い物か、あまり認識されていない。このような海外の見本市で認められることによって沖縄で栽培してくださっている方の自信につながってほしい」と語った。(大城洋子通信員)