【アルゼンチン】比嘉、屋宜さん外務大臣表彰


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左から水上正史日本大使、比嘉サンティアゴ氏、屋宜宣太郎氏、生垣彬氏=9月20日、アルゼンチン大使公邸

 日本とアルゼンチンの相互理解の促進に貢献したとして、日本人3人に2013年度外務大臣賞が9月20日、アルゼンチン大使公邸で授与された。うち2人は沖縄出身だった。

 表彰されたのは、沖縄出身の比嘉サンティアゴ氏と屋宜宣太郎氏、徳島県出身の生垣彬氏の3氏。水上正史日本大使より、表彰状と記念品が贈呈された。
 比嘉氏は1944年アルゼンチン生まれだが、沖縄出身の両親を持つ歯科医。アルゼンチン中部第2の都市コルドバで60年代から日本語教育や日本人会の会長を務め、地方日系社会の発展に尽力した。
 宜野座村出身の屋宜氏は38年生まれ。日系高齢者用福祉施設建設、社会福祉整備などに物質的に果たした功績を認められた。パレルモの日本庭園改修、文化施設である茶庭建設にも尽力した。また日本人移住者の多いブエノスアイレス近郊のフロレンシオバレラ市における日系団体の発展にも貢献した。
 生垣氏は46年生まれ、徳島県出身。長年にわたり「在亜日本語教育連合会」を通して、日本語教育の普及など取り組んだ。
(大城リカルド通信員)