「9年回り」厄払い 伝統行事で道ジュネー 中城村津覇


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9年回り(クニンマール)の道ジュネーに参加する区民ら=13日、中城村津覇区内

 【中城】9年ごとに龕(がん)の塗り替えと獅子の修復をする9年回り(クニンマール)の奉納祭が13日、中城村津覇区内で行われた。9年に1度催される伝統行事に多くの区民が駆け付け、御願や道ジュネーに参加し、区内を練り歩いた。

 クニンマールでは主に埋葬が行われていたころに遺体を納めたひつぎを運ぶための龕の塗り替え、厄払いと五穀豊穣(ほうじょう)を祈願するための獅子の補修を行う。
 糸蒲や上津覇などの7カ所で御願をした後、塗り替えられた龕と獅子を携え、旗頭を掲げた青年会や子供会、老人会などが道ジュネーした。
 津覇自治会の新垣美恵子会長は「7月から区民の人たちと準備をしてきた。参加している子どもたちに津覇の伝統をしっかりと伝えたい」と話した。