琉球新報社 
米ロサンゼルス地域を中心に、南カリフォルニアに４０都道府県人会が加盟する非営利団体としては最大規模の団体、南加県人会協議会（岩下寿盛会長）は２０１４年９月１４日、創立５０周年記念式典を開催することを決めた。
同協議会の理事会は、その実行委員長に県出身の比嘉朝儀さん（７２）を選出、担当部長と大会の方向付けやスケジュール作成などの取り組みを始めた。
すでに４回目の特別会議を実施、各部のリーダーを決め、記念誌の発行や式典プログラムの作成などについて話し合った。最大の課題は基金をどのように募るかだ。寄付を募り、演芸会やゴルフ大会などの年間行事でできる限りの収益を算出するよう心掛け、広告収入の増大を図る方針。大会委員長には１４年の県人会協議会の会長が就任する予定。
１１年の県人会協議会会長時代に比嘉さんは東日本大震災支援募金キャンペーンに奔走、多額の支援金を在ロサンゼルス日本国総領事館へ届けた。そのような一連の真摯（しんし）な努力や０９年に北米沖縄県人会創立１００周年記念大会の大会委員長兼会長を務め、成功裏に導いたとして高い評価を受け「南加県人会協議会創立５０周年実行委員長」に推され、全会一致で承認された。
比嘉さんは重責を引き受けるに際し「このような名誉ある大会実行委員長の職務を遂行するに当たり、誠心誠意を尽くし、全力を注いで５０周年記念大会の諸イベントに取り組んでいきたい」と抱負を語った。（当銘貞夫通信員）
