全島闘牛、100回記念切手を発売 伝統文化PR


社会
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 【うるま】11月10日に100回目を迎える全島闘牛大会を記念して、日本郵便沖縄支社(那覇市、濃添隆支社長)は23日、オリジナルフレーム切手を発売した。

切手は写真を図柄にし、市石川出身で「写真集 闘牛女子。」を出版したフリーカメラマン久高幸枝さんが撮影した全島大会の写真を主に採用した。80円切手を10枚つづった1シートごとの販売。千シート限定販売の予定で、うるま市、沖縄市、金武町、恩納村、宜野座村の郵便局で購入できる。
 23日、比嘉明男石川郵便局長らがうるま市役所を訪れ、島袋俊夫うるま市長と県闘牛組合連合会の幸地政和会長に切手を贈呈した。
 関係者らはかつての名牛「ゆかり号」などの思い出を振り返り、半世紀、全島大会100回に上る闘牛の歴史を実感した様子だった。
 闘牛の歴史を語り「大事に継承したい」とあらためて誓った幸地会長に、比嘉局長は「地域の伝統文化を一緒にPRしていきたい。切手販売でファンが増えればうれしい」と期待を込めた。
 島袋市長は「昔は一部の人の娯楽だった闘牛が、今では老若男女に受け入れられている。切手はその変わり目を知らしめたんじゃないか」と感慨深げに語った。
英文へ→Postage stamp commemorating 100th All Okinawa Bullfighting Tournament

比嘉明男郵便局長(左から2人目)から記念切手を受け取った島袋俊夫市長(同3人目)、幸地政和会長(左端)。右端は闘牛戦士ワイドー=23日、うるま市役所本庁舎
全島闘牛大会100回を記念した切手