【アルゼンチン】世界への広がり 誇り 県議会議員団、県人会と交流


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屋宜宣順アルゼンチン沖縄県人連合会会長(中央)、その左側が喜納昌春県議会議長=8月14日、夜、アルゼンチン沖縄県人連合会会館

 ブラジルの沖縄移住105周年を祝うために慶祝団として県議会の喜納昌春議長ら県議会議員団の一行10人がサンパウロ訪問の後、8月にブエノスアイレスに到着し、アルゼンチンを訪問した。

到着日の午後7時より県人連合会会館で歓迎会が開かれ、参加した多数の県系人、特に議員たちの出身市町村人会から多くの人々が参加した。
 議員らは「戦後、廃虚の中で沖縄を築き上げてきた。ブラジル、アルゼンチンでも苦労して“沖縄”を築いてきたことを実感した。世界に広がっていく沖縄のネットワークにとって宝だ」とあいさつした。
 また「高齢化しても一緒に住める施設が沖縄の援助で出来上がったが、交流を続け、結集していくことも大事だ。3世も4世も交えて協力してほしい、協力しましょうという関係を築きたい」など、自己紹介を兼ねながらあいさつした。
 その後、代表団から在亜沖縄県人連合会(屋宜宣順会長)へ記念品が贈呈された。さらにその夜、各市町村別の晩餐会へ移った。
 翌日、ブエノスアイレス市付近カステラール市にある、うるま園の「アルゼンチン沖縄県人移民100年記念の碑」を訪問し、アサード(炭焼肉)が提供された。(大城リカルド通信員)