まもる君4体に落書き 宮古島署、損壊容疑で捜査


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全身に落書きされた宮古島まもる君=4日、宮古島市上野宮国

 【宮古島】宮古地域で風雨に耐えながら日夜「立ち番」を続ける警察官型人形「宮古島まもる君」4体が、スプレーのようなもので落書きされているのが3日、見つかった。宮古島署は器物損壊の容疑で捜査している。

 同署によると3日午後1時40分ごろ、一般人からの通報で発覚。警察が島内全てのまもる君を調べたところ、市上野宮国の交差点3カ所と、市下地洲鎌の交差点に設置されたまもる君計4体が被害に遭っていた。
 このうち、うえのドイツ文化村の入り口近くに設置されたまもる君人形は、顔や体に白いスプレーとみられる塗料が縦横に塗られ、無残な様子だった。
 人形を管理する宮古島地区交通安全協会の宮里敏男会長は「物を言わず1日24時間立ち番をしているまもる君に暴力を振るうのは胸が痛い。こういうことは、やめてほしい」と話した。同協会は5日にも警察に被害届を出す。
 宮古島まもる君は宮古島市と多良間村の計19カ所に設置。宮古島まもる君の歌や土産品も作られ、交通安全のシンボルとして広く親しまれている。