【国頭】国頭村の秋の風物詩、フーヌイユー(シイラ)の天日干しが始まっている。発祥の地、村宜名真の漁港付近では8日午後、地元の漁師や区民が北向きに設置したさおにシイラの開きを丁寧に下げていた。
ずらりと並んだ約40匹のシイラが、秋空に揺れていた。
早朝、沖のパヤオなどで水揚げしたシイラを約1時間塩漬けにし、開きにして午後から1日半干して干物にする。毎年、北風が吹く10月から1月にかけて行われる。ことし宜名真では、11月1日から始まった。
宜名真区長の山入端立全(りつぜん)さんは「ことしは始まるのが少し遅かったが、量は例年並みだ」と笑顔で話した。
英文へ→Drying dolphinfish in the sun in Kunigami