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香港在住の日本人の子どもたちが通う香港日本人学校小学部大埔校で10月19日、運動会が行われ、4年生が沖縄のエイサーを披露した。
数年前にもエイサーが踊られたが、その時は洗面器を使って踊ったという。それを耳にした宜野湾市出身の仲村啓教諭が「エイサーをやるなら本物のパーランクーで、本物の音を感じてほしい」と思い立ち、パーランクーや衣装が準備された。
仲村さんは沖縄の小中学校からパーランクーを貸してもらうというアイデアが浮かび、運動会の時期に重ならないよう1学期に運動会が終わる学校をホームページから探し出した。
ようやく見つけた数校に問い合わせたところ、浦添市立内間小学校がパーランクーと衣装をセットで貸してくれることになった。
税関手続きや輸送費用などの問題にぶつかったが、香港沖縄県人会「香港うりずんの会」のメンバーが、それらをサポートした。
エイサーの練習は9月から始まった。79人の児童は大きな音の出るパーランクーと躍動感ある踊りに興奮しながら練習に励んだ。
そして本番。子どもたちは沖縄と同じように両親にサージを巻いてもらった。緊張しながらも、自信たっぷりで元気よく踊ることができ、満足そうな表情を見せていた。沖縄の「ゆいまーるの心」がたくさん詰まったエイサーを児童はじめ、多くの人々が感じることができた様子だった。