大阪沖縄会館が改修完了 故郷とつなぐ関西の拠点に


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 大阪沖縄協会(真栄田義弘理事長)と大阪沖縄県人会連合会(嘉手川重義会長)は16日、大阪市大正区にある大阪沖縄会館の改修を終え、関係者を招いて記念式典を開催した。大阪をはじめ沖縄や東京などから200人余の関係者が出席し、新たな情報発信拠点の門出を祝った。

 真栄田会長は「先人たちが苦難を乗り越えてきた自信と誇りを受け継ぎ、引き続き沖縄と大阪をつなぐ役割を果たしていきたい」と感謝を述べた。来賓の高良倉吉副知事は「関西での拠点として、沖縄の情報を発信してほしい」と祝辞を述べた。1974年に建設された県人会館は老朽化が目立っていたため、今回、大規模な改修を行った。
 県からの補助金や関西一円の県人関係者、企業、県内からの寄付金で費用を賄った。寄付金などの協力者らに感謝状が贈られた。

赤瓦やシーサーで沖縄らしさを出して一新した大阪沖縄会館=16日、大阪市大正区千島
祝賀会で披露された琉球舞踊(玉城流康舞会金城康子琉舞道場)=16日、大阪市大正区千島の大阪沖縄会館