【フランス】高良副知事が欧州キャラバン 沖縄空手の浸透に感銘


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フランスの沖縄県人会と懇親した高良倉吉副知事(前列右から3人目)と、県人会副会長赤嶺七奈子(同5人目)ら県人会のメンバー=6日、フランス

 県の高良倉吉副知事らの一行は6~8日、フランスを訪れ、県人会と交流し、沖縄文化の認知度を知るための視察をした。

 6日は在フランス沖縄県人会会員たちと懇親した。パリで数年前に発足したパリ三線会の代表、フランス人のフロリアンブリカールさんの唄三線も披露され、聞いているだけでは沖縄人としか思えないほどの歌に皆が聞き入り、「まいった」との声も上がった。
 7日は沖縄空手や沖縄の文化イベントに対して好意的かつ積極的に支援しているカリエールシュールセーヌ市の市庁舎を訪れた。
 副市長でスポーツ担当のティエリレニエ氏から、沖縄空手が市のスポーツ課で重要な位置を占めている上、市民の精神にも良い影響を与えていることへの感謝、今後も空手の活動を続け、同時に沖縄との結び付きをもっと強くしていきたいとのあいさつを受け、固い握手を交わした。
 高良副知事は「とても充実した時間だった。沖縄空手がこれほどまでに愛されている現実に心を打たれた」と語った。(大城洋子通信員)