【ハワイ】功績たたえ6氏表彰 ハワイ沖縄連合会


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(右から)チング氏、イサラ氏、村田氏、シャロー仲宗根氏、ジャクソン仲宗根氏、トグチ氏、アバクロンビー州知事=11月3日、ハワイのワイキキシェラトンホテル

 ハワイ沖縄連合会主催の「遺産(ユジリ)レガシー賞2013」が11月3日、ワイキキシェラトンホテルで盛大に行われた。このイベントは、ハワイの沖縄コミュニティーやハワイ社会で、リーダーとして社会福祉の向上や豊かな生活づくりへ貢献してきた個人の功績をたたえる受賞式。2003年から行われ、ことしで5回目を迎えた。

 ハワイ州知事のニール・アバクロンビー氏、ホノルル市長のカーク・コールドウェル氏を含む400人余りの人々が会場にお祝いに駆け付けた。短い映像を通し各受賞者の生い立ちやこれまでの業績が紹介され、家族や友人からの余興も披露された。
 ジョージ・バーテル連合会長は「受賞者へこれまでの貢献に感謝の意をささげるとともに、これからも連合会のテーマである文化の保存、推進、継承へ協力をお願いします」とあいさつした。
 受賞者は皆、祖先から伝わるチムグクルやユイマールの精神を発信し、沖縄文化の保存、継承にも多大に貢献した。受賞者6人は次の通り。(敬称略)
▽ドリス・チング(与那原町人会)教育者としてハワイ、グアム、カリフォルニアの大学における高度教育へ多大な貢献
▽チャールズ・トグチ(宜野座村人会)教育者、政治家としてハワイ社会へまた公立学校へのハワイ語教育導入に貢献
▽ジャクソン・仲宗根(首里那覇クラブ)商業不動産家として、ハワイ沖縄センター土地買収やプラザ建設への貢献
▽シャロー・良江・仲宗根(越来村)仁風会USA金武良章芸能研究所の所長として琉球舞踊を米国で指導、ハワイ大学でも教鞭(きょうべん)
▽グラント(三良)村田氏(兼城村人会)琉球古典音楽安富祖流絃声会ハワイ支部創立者、歌、三線を指導、指導者育成に貢献
▽ヘンリー・イサラ(東風平町人会)芸能イベントのアドバイザーとして長年活躍、ハワイ沖縄トゥディ(ケーブル放送)を通し沖縄文化の発信に貢献。
(名護千賀子通信員)