【南風原】瑞泉酒造(那覇市、佐久本学社長)は南風原町と共同開発した琉球泡盛古酒「南風原」と琉球泡盛「南風原」(各720ミリリットル、30度)を12日から町内を皮切りに発売する。発売セレモニーが10日、同町役場で開かれた。
同町が新たな特産品開発として、町宮平に酒造蔵を構える瑞泉酒造に泡盛の開発を依頼。「オール南風原」の泡盛を目指し、10月に開催された「はえるんフェスティバル2013」の会場などでの試飲、ラベルデザインも含めた「町民投票」を実施した。
新酒は甘い香りと味わいがあり、古酒は甕(かめ)貯蔵ならではのまろやかで、ふくよかな甘い香りが特徴という。
佐久本社長は「来年1月には東京でもPRする。町民の皆さんに選んでいただいた泡盛をご愛飲いただきたい」とあいさつした。
城間俊安町長は「町民待望の“南風原の酒”を活用し宣伝していきたい」と喜んだ。
古酒は税込み2205円、新酒は同924円。14日には町内の小売店舗での100ミリリットルミニボトルの限定配布を予定している。問い合わせは瑞泉酒造(電話)098(884)1968。