看板に歴史 コザ再発見 英字、ネオン…戦後たどる


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新たな町歩きの観光資源を発信する「沖縄まちまーい」のモニターツアー参加者ら=6日、沖縄市のコザゲート通り

 【沖縄】新たな町歩きの観光資源を発信する「沖縄まちまーい」(主催・同協議会実行委員会)が、14日から県内各地でスタートする。沖縄市観光協会コザ・インフォメーションセンターは6日、提供プログラムの「哀愁のコザ 看板ものがたり」のモニターツアーを、沖縄市のコザゲート通りで実施した。

ガイドらは、街中にある看板を通して混沌(こんとん)としたコザの歴史を感じて回った。
 ツアーは、沖縄市で看板業を営むサイン沖縄の大城貞夫社長が、戦後に基地の門前町として栄えた通りを案内。現在使用されている通り内で一番古い1960年代のネオン看板などを紹介した。
 大城さんは「50年代後半に、県内でいち早くコザにネオン看板が導入された。看板には戦後の歴史が詰まっている」と説明した。ツアーには観光協会の認定ガイドら約20人が参加して、市内の英字看板を見て回り、本番に向けて準備を整えた。
 「まちまーい」は、本島中北部の「チャンプルー博覧会」(チャンパク)と南部市町村の「なんぶぜんぶ博覧会」が連携して、100近い町歩きや体験型の観光メニューを提供するイベント。来年2月末まで開催する。県内各地の街や遺跡、自然を巡り、沖縄の文化や芸能、食などを楽しめる。問い合わせは同実行委事務局(電話)098(987)9606。
英文→Rediscovering Koza’s post-war history through billboards