糸満で1トン級不発弾発見 喜屋武の原野、23年ぶり


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 12日午後0時40分ごろ、糸満市喜屋武の県水産海洋技術センター東方約230メートルの原野で、磁気探査をしていた作業員が地下約1メートルに埋まっていた米国製とみられる1トン級の不発弾を発見した。

不発弾は長さ約180センチ、直径約60センチ。陸上自衛隊那覇駐屯地などによると、不発弾の中には火薬が入っており、信管は二つ付いていた。現場周辺に住宅はない。
 県防災危機管理課によると、陸上で1トン級の不発弾が見つかったのは1990年4月以来23年ぶりで、72年の本土復帰以降6件目。
 今後、陸自の不発弾処理隊が現場で信管を抜き取り、回収する。作業日時は未定。
英文へ→One-ton unexploded ordnance found at Cape Kyan in Itoman

磁気探査で見つかった米国製とみられる1トン級不発弾=12日午後4時ごろ、糸満市喜屋武(金良孝矢撮影)