避難者も共にプレー フットサルで交流 豊見城


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子どもから大人までさまざまな人が一緒になってプレーするフットサル大会=21日、豊見城市

 【豊見城】東日本大震災の被災地を支援しようと、NPO「daimon(ダイモン)」(那覇市、糸数温子代表)と東北・応援つながる会議は21日、豊見城市のとよみ小学校でチャリティーフットサル大会を催した。フットサル愛好家や震災後に被災地から避難してきた人などさまざまな人々が参加し、和気あいあいとフットサルを楽しんでいた。

 daimonは、働きながら子育てをする女性をスポーツで支援する。会場には、被災地の子どもたちにプレゼントを贈るプロジェクトに向けた募金箱が設置されたほか、復興支援を目的としたカレンダーの販売も行われた。
 福島県南相馬市の実家が屋内退避区域に指定され、震災後1カ月で避難してきた佐藤和徳さん(36)=那覇市=は「こういう機会がないと知り合いができないので、本当にありがたい」と感謝した。
 糸数代表は「避難してきた人の中には、なかなか地域に溶け込めないこともある。地域と仲良くできる手伝いができれば」と話した。