沖縄市全コンビニにAED 今月から順次設置


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東門美津子沖縄市長(右から3人目)と、AED設置のための覚書を交わすコンビニ関係者ら=12月26日、沖縄市役所

 【沖縄】沖縄市(東門美津子市長)は12月26日、市内で営業する24時間営業のコンビニエンスストア全店に自動体外式除細動器(AED)を設置するため、コンビニ各社の代表らと覚書を交わす覚書締結式を市役所内で開いた。

 コンビニ全店への設置は、那覇市に続き県内2例目。1月から順次、各店へ設置する。
 一括交付金約2700万円を活用して、市内のファミリーマート21店、ローソン13店、ココストア9店の計43店(12月末現在)全てにAEDを設置する。
 市内各地の公共施設などにAEDは設置されているが、ほとんどが平日昼間のみで使用に制限があった。コンビニへの設置により、救急現場に居合わせた人(バイスタンダー)が24時間体制でAEDを借用して救命措置が行えるようになる。
 26日の覚書締結式には、沖縄ファミリーマートの大城健一社長、ローソン沖縄の古謝将之社長、ココストアイースト沖縄事業本部の平木敏三郎エリアマネジャーが出席した。東門市長は「皆さんの協力で迅速な救命措置ができ、多くの命をつなげる可能性が広がる」とあいさつして、礼を述べた。