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【沖縄】ロックやポップス、民謡などさまざまな音楽をライブハウスで楽しむことができる沖縄市の特性を生かした旅行商品づくりが、市内の老舗ホテルと大学生の連携で進んでいる。音楽を楽しむ若者層などを対象とした体験・交流型の旅行商品を目指し、新たな観光需要を掘り起こす考えだ。
商品づくりに取り組んでいるのは沖縄国際大学産業情報学部の宮森正樹教授のゼミ生。スポーツ合宿誘致を通じた観光振興に取り組んできた市中央のデイゴホテル、沖縄まちまーい協議会の鈴木雅子さんと意見を交わし、旅行商品を練り上げている。
旅行商品は全国の大学内で活動している軽音楽部の学生や、音楽に親しんできた幅広い年齢層を対象とした体験・交流型のツアーを想定。学生はこれまで市内のライブハウスの視察やアンケート調査などを実施した。
学生らはこれまでの活動で多彩なジャンルの音楽を生演奏で楽しめるライブハウスや、独特な歴史と文化がある沖縄市の魅力が十分に発信できていないと感じている。
メンバーの比嘉未来さん(21)は「ミュージシャンとの距離が近いというライブハウスの魅力を伝えたい」と指摘。金城ひかりさん(20)は「コザは怖いというイメージを改善したい」と語った。
学生らは2月までに旅行商品案をまとめる予定。県内大学の軽音楽部が出演する音楽イベントの開催も企画している。