仲里監督退任へ 九共大野球部


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仲里 清監督

 福岡六大学野球リーグの九州共立大は9日、県出身の仲里清監督(59)がことし春季限りで勇退すると発表した。後任は同じく県出身で、同大コーチの上原忠氏が就任する予定。仲里監督は1979年に同大のコーチから監督に就任し、96年の全日本大学選手権で準優勝、99年の明治神宮大会では優勝を果たした。

 新垣渚(沖水高―同大―ダイエー・ソフトバンク)、川満寛弥(宮古総実高―同大―ロッテ)や、元プロ野球の大野倫氏(沖水高―同大―巨人―ダイエー)、伊礼忠彦氏(沖水高―同大―中日)の県出身選手を含め、馬原(オリックス)や広島のドラフト1位新人、大瀬良ら多くのプロ野球選手も育てた。
 「大野は甲子園で肘を痛めていたのを再生した。川満もモチベーションを上げて、よくここまで成長してくれた」などと話し、育てた選手それぞれが強く印象に残っているという。
 8月に還暦を迎えることから「後進に道を譲ることにした」と話した。