荷台ピン外れ滑走 北中城・トレーラー事故


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事故当日のトレーラーの走行経路と申請していた経路

 13日深夜、北中城村瑞慶覧の国道330号で橋桁(長さ約23メートル、重さ約20トン)を積んだ大型トレーラーと軽乗用車2台が衝突し、男女3人が死亡、3人が重軽傷を負った事故で、県警の調べで、トレーラーの荷台を固定するロックピンが外れていたことが15日、分かった。

ただ県警は衝突の影響でピンが外れた可能性もあるとみて、慎重に捜査している。
 事故をめぐっては、事故車両のポール・トレーラーを所有する運送会社の社長が14日、会見し、ロックピンが外れたことで、荷台が対向車線に滑走し、事故が起こったとの見方を示していた。外れた原因については現在調査中とし「ピンの締めが弱く、完全にロックされていなかった可能性がある」と述べていた。
 沖縄署は15日、自動車運転過失致死容疑で逮捕した運転手を那覇地検沖縄支部に送致した。沖縄署によると、運転手は取り調べに対して「大変なことをやってしまった」と話している。
 トレーラーが積んでいた橋桁は宜野湾市嘉数の県道那覇宜野湾線(パイプライン)の境橋の付け替え工事に使用するもので、現場に運ぶ途中で事故を起こした。