【香港】沖縄に修学旅行 民泊し文化体験


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 香港日本人学校大埔校の6年生約70人は昨年11月12日から4日間、修学旅行で沖縄を訪れた。昨年度までは北京が修学旅行先だったが、日中関係が不安定になったため本年度から沖縄になった。

 「体験を通して体全体で沖縄を感じる」をテーマに、さまざまなプログラムを設定。初日は沖縄国際大学の学生サークル「裏風(うらかじ)」の学生に指導してもらい、エイサーを体験。胸に響く大太鼓の音を持ち帰った。
 2日目は、うるま市にある沖縄アミークスインターナショナルの児童らと交流。沖縄アミークスの児童らは昨年度、修学旅行として香港日本人学校を訪れており、1年ぶりの再会となった。ひめゆりの塔では、学芸員から直接話を聞き、戦争の悲惨さを学んだ。
 そして3日目の民泊体験では、それぞれの家庭で白い砂浜を散歩したり、流れ星を見たり、サトウキビをかじったりした。
 さらに児童全員がサーターアンダギー作りを体験。児童は「みんなでおしゃべりをしながら作ったことが一番楽しかった」と話していた。沖縄の多くの温かい心を感じ、有意義な修学旅行となった様子だった。(仲村啓通信員)