インフルエンザ警報発令 県内患者、全国の4倍


この記事を書いた人 アバター画像 琉球新報社

 県健康増進課は22日、1月13日から19日までの1週間のインフルエンザ患者報告数が1定点医療機関当たり36・74人に上り、警報基準値(30人)を超えたとして、今季初めてのインフルエンザ警報を発令した。

患者数は定点医療機関58カ所の合計で2131人となり、前週に比べ約1・8倍増えた。県は今季の患者の増え方が2008年~09年のインフルエンザ大流行の時と類似しており、抗体を持つ人が少ないウイルスの型「AH1pdm09」も検出されていることから大流行する可能性があるして、警戒を強めている。
 都道府県別の患者数を直近で比較できる前週(6日~12日)で見ると、県内の1定点医療機関当たりの患者数19・90人は全国最多で、全国平均(5・51人)の約4倍に上った。6日から19日までの間で幼稚園3カ所が休校になり、1カ所の高校で1学年が閉鎖された。保育所や中学校など計6学級が閉鎖した。