鏡水大根が変身 農家応援会、シェフが新レシピ提案


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 那覇市の農家を応援するイベント「ワッター農家応援地元食材魅力提案会」(那覇市主催)が22日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハで開かれた。約30人が参加し、プロのホテルシェフが提案する沖縄の伝統野菜「鏡水大根(かがんじでーくに)」を使ったメニューの試食会や県内外の大根6種の食べ比べを楽しんだ。

 沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハのシェフが提案した鏡水大根レシピは「ハーブ鶏と鏡水大根みぞれスープ」と「洋風ふろふき大根フレンチ風肉みそ添え」。みずみずしさと甘みを生かした料理に参加者は舌鼓を打った。
 上地明彦さん(45)=沖縄市=は「中華やフレンチなど料理のバリエーションを変えれば、大根1本で1週間は楽しめそうだ」と笑顔で語った。
 大根の食べ比べでは、県内から那覇の鏡水大根と中城村の中城大根、名護市の屋部大根が並んだ。本松千恵さん(35)=那覇市=は「鏡水大根は柔らかくておいしかった。普段の生活にも伝統野菜を取り入れてみたい」と話した。

鏡水大根を使った「洋風ふろふき大根フレンチ風肉みそ添え」(右)と「ハーブ鶏と鏡水大根みぞれスープ」
県内で生産されている大根の食べ比べをする参加者たち=22日、那覇市の沖縄かりゆしアーバンリゾート・ナハ