【渡嘉敷】1日に開かれた第9回鯨海峡とかしき島1周マラソン大会実行委員会(会長・座間味昌茂村長)は2日、マラソン参加者とボランティアら約200人を村営定期船「フェリーとかしき」(499トン)によるホエールウオッチングに招待した。
午後1時に渡嘉敷港を出港し、座間味島と渡名喜島中間で遊泳しているザトウクジラ約20頭を確認。フェリーがクジラに囲まれた状態になった。デッキ上でカメラや双眼鏡を手にした参加者は、ブローや尾ビレたたきなどを繰り返す海の王者の大きな巨体に、歓声を上げながらパフォーマンスを堪能した。
3月5日に慶良間海域が国立公園化されることから、参加者はマラソンと併せて海の魅力を一層満喫した。
ハーフに参加した明石美代子さん(52)=広島県=は「島のきれいな海を見ながらマラソンも楽しかったが、初めてこんなにたくさんのクジラを見られて大満足です」と大喜び。具志堅順子さん(52)=沖縄市=は「島のマラソンの良さ、クジラ見学をみんなにアピールしたい」と声を弾ませた。(米田英明通信員)
英文へ→Tokashiki Island Marathon: Runners and volunteers enjoy whale watching