【香港】沖縄テーマに劇 平和の尊さ訴え 日本人学校児童


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 香港日本人学校小学部大埔校で1月25日、「2013年度オープンハウス」が開かれた。児童らが1年間学んだことを舞台などで発表した。オープンハウスは保護者だけではなく、香港在住の日本人や地域の人たちが自由に参観できる学校開放日として、毎年行われている。

 この日は香港の日系企業や地元の店も参加し、食事や菓子などが提供された。舞台の学習発表では、本年度初めて修学旅行として沖縄を訪れた6年生が、沖縄を時空旅行する劇をつくり、沖縄戦の悲惨さや平和の尊さについて発表した。
 午後から行われた「大埔名人会」では、児童の特技が自由に発表された。カンカラ三線で練習を積み重ねてきた音楽クラブのメンバーが「香港沖縄県人うりずん会」の協力で、本物の三線を使った演奏を披露した。児童たちは「てぃんさぐぬ花」と「花は咲く」を演奏した。本物の音色が観客の心をつかみ、沖縄の空気が香港に届いているようだった。(仲村啓通信員)