古希でライブ、ロック魂健在 喜屋武さん熱唱


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自身が作詞・作曲に関わった歌を熱唱する喜屋武幸雄さん=沖縄市民小劇場あしびなー

 【沖縄】沖縄初の本格ロックバンドの「ウィスパーズ」で活躍し、沖縄ロック協会の設立に尽力した喜屋武幸雄さん(72)はこのほど、沖縄市民小劇場あしびなーで、自らの古希祝賀コンサートを開催、演出した。

 オキナワンロックをはじめ、三線や琉舞、ジャズ、演歌などジャンルを超えたアーティストの共演が繰り広げられた。喜屋武さんが演出に携わるミュージカル組曲「琉球三国志」では、「紫」のドラマー・宮永英一さんが迫力ある太鼓の連打を披露して、観客を圧倒した。
 音楽プロデューサーでロック協会事務局長の喜屋武さんは、自身が作詞・作曲に関わった歌を熱唱した。喜屋武さんは「人生の最終決算が近づいているのは確かだ。老馬にむち打って、音楽を通して恩返しをしたい」と、今後の活動への意欲を語った。集まった観客らは温かい拍手と声援を送って、喜屋武さんの古希を祝った。