村ぐるみで子育て 北中城村「かかわり宣言」発表


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両手で輪を作るポーズで「かかわり宣言」に賛同する出席者=26日、北中城村中央公民館

 【北中城】2013年度の優れた「地域による学校支援活動」の推進で文部科学大臣表彰を受賞したことを受け、北中城村教育委員会は26日、村中央公民館で祝賀会を開き、地域の全ての大人が子どもたちの成長や教育に積極的に関わっていくことを誓う「かかわり宣言」を発表した。

出席した各自治会や青年会、老人クラブ、商工会など村内の80団体以上が宣言に賛同し、「わったーわらばーたー」「わったー学校」を合言葉に、村ぐるみで子育てに取り組むことを確認した。
 表彰は学校や家庭、地域が協力し、社会全体の教育力向上に取り組む団体を評価するもの。村では2008年に「村学校支援地域本部」を設置し、学校支援地域コーディネーターを中心に放課後教室や職場体験、交通安全指導など幅広い活動を展開していることが評価された。
 「かかわり宣言」には保護者、地域の大人、教師それぞれの役割を明記。「子どもと夢を語り合う」(保護者)、「大人がきちんと実行社会のルール」(地域の大人)、「愛情をもって、ほめる・叱る」(教師)など12項目で構成している。
 森田孟則教育長は「全ての大人が子どもと関わり、育む。そういった教育村を目指そう」と意気込みを語った。