優雅「ンマハラシー」　美しさ競う　こどもの国

　【沖縄】琉球伝統競馬「ンマハラシー」が２日、沖縄市の沖縄こどもの国で開かれた。ンマハラシーは昨年約７０年ぶりに復活した。３１頭がエントリーし、久米島馬牧場から出場した雑種のシンノスケが初優勝した。沖縄独特の競馬を観戦しようと多くの人が訪れた。

　琉球王朝時代から続いたンマハラシーは、在来種が左前脚と左後脚、右前脚と右後脚を同時に前に出す「側対歩」が特徴とされた。馬たちはコースを折り返してゴールするまで走るリズムを競った。乗り手が知花花織などの衣装をまとい、馬にも青や赤の飾りを付けたりするなど美しさでも観客を魅了した。
　シンノスケの乗り手・井上恵子さん（３６）は「想像以上の結果を出してくれた」と喜んだ。比嘉知子さん（３６）＝那覇市＝は「馬におしゃれもさせていて見ていて楽しい」と話した。