【ワシントンD・C】新会長にアサト氏 ワシントン沖縄会


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アサト逸子氏

 米ワシントン近郊で、県出身者や沖縄に縁を持つ人たちが集うワシントン沖縄会はこのほど、真栄城美枝子会長の後任に、アサト逸子氏(65)が就任した。沖縄会は会員約400人。

ピクニックや新春会などの行事を定期開催しつつ、沖縄伝統文化の継承や沖縄関係者の交流、学生に対する奨学金の運用など人材育成に取り組んでいる。アサト氏は2004~08年にも会長を務め、会長就任は2度目。
 真栄城氏は「会の活動でウチナンチュの心の温かさに触れ、多くを学んだ。新役員もボランティア精神に燃えており、沖縄の精神文化を大事に育てていくはずだ」と期待した。
 アサト新会長は「『人種のるつぼ』といわれる環境で、同じ文化を背負うからこそ分かち合える悩みや共感することがある。『沖縄会があるだけで安心する』との言葉を忘れず、会の活動を支えていきたい」と抱負を述べた。
 (島袋良太本紙ワシントン特派員)