音楽合宿誘致へ デイゴホテル コザの魅力体感


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音楽合宿商品を発売したデイゴホテルの宮城悟社長=沖縄市中央

 【沖縄】沖縄市の老舗ホテルの一つ、デイゴホテル(宮城悟社長)はこのほど、音楽活動を楽しむ大学生を対象とした旅行商品を売り出した。市内の音楽施設やライブハウスを活用し、大学生らの音楽合宿を誘致する。宮城社長は「音楽に特化した目的客を集め『音楽のまちづくり』を推進したい」と話している。

 音楽合宿の旅行商品「コザ音楽旅行プラン」は、大学の軽音楽クラブで活動する学生や趣味で音楽を楽しむ社会人を対象にしている。県の2013年度「新・教育旅行」商品化支援事業に位置付けられている。商品開発の過程で、沖縄国際大学産業情報学部の宮森正樹教授のゼミ生と意見を交わし、合宿を体験した。
 ロックや民謡など、さまざまな音楽を体感できる街の魅力を地域振興につなげる沖縄市の「音楽のまちづくり」をホテル側で取り組む。音楽拠点施設・ミュージックタウン音市場やライブハウスを活用し、1泊2日の短期合宿から長期合宿を誘致する。
 デイゴホテルはスポーツ合宿の誘致による観光振興を目指す「スポーツコンベンション」の先鞭(せんべん)をつけたホテルの一つ。そのノウハウを生かし、音楽による観光振興を提案する。宮城社長は「沖縄市はスポーツ合宿の実績を重ねてきた。同じことを音楽でも取り組んでみたい」と意気込んでいる。
 問い合わせはデイゴホテル(電話)098(937)1212。ホームページもある(ネットで「沖縄で音楽する?」と検索)。