舞天広場に人の輪 三線の日、初演奏会


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石川出身の小那覇舞天さんが飾られる時計台前で三線を奏でる石川青年連合舞天会のメンバー=4日、うるま市石川

 【うるま】うるま市の石川青年連合舞天会は4日、石川かねひで緑地広場、通称「舞天広場」で三線の演奏会を行った。舞天会として「さんしんの日」にイベントを催すのは初めて。糸数昌宗会長は「地域の和を広げたい。来年以降もぜひ続けたい」と意欲を見せた。

 闘牛実況アナウンサーの伊波大志副会長が、通行人に「誰でも三線を持って来てください」と呼び掛け、倉富昭子さん(34)、照屋武市さん(26)、宮良哲史さん(40)が正午の時報でかぎやで風を演奏し始めた。周辺の買い物客らが足を止めて三線の音色と歌声に聞き入った。
 たまたま通り掛かったという玉城美江子さん(60)と鈴木尚美さん(62)は「これから三線を習う孫に見せたい」「母親も連れてきたかった」と話した。隣接する丸正おかず店の伊波春枝さん(57)は「この広場を使って若い人たちが活動するのはうれしい」と話していた。
 糸数会長は「踊りができる人は踊り、太鼓を持って来る人がいてもいい。老若男女が集う日にしたい」と語った。