【ロサンゼルス】和食普及へ団結を誓う 日系レストラン協新年会


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感謝状授与を喜ぶ砂川社長(中央)と当銘由洋氏(左)、上地勝也氏(右)=ダブルツリー・ヒルトン

 南カリフォルニアに日系レストラン協会ができて15年の節目を迎えた。リトル東京のダブルツリー・ヒルトンでこのほど、150人が集まり、本年度総会と新春親睦会を開き、波多野勲会長の再任を決定した。参加した業界関係者は、昨年ユネスコの世界無形文化遺産に和食が登録されたことを好機に、さらなる普及に向け、団結を誓った。

 協会設立時から協力している清酒メーカー6社に感謝状が贈られた。そのうちの一人、多良川の砂川拓也社長が沖縄から受賞のために駆け付けた。同社は宮古島市に本社があり、アメリカでは泡盛特選古酒・琉球王朝が広範に取り扱われている。
 親睦会では、日本食のレストランやメーカー、来賓の協会支援者など参加者にすしや刺し身、焼き鳥、地酒などが振る舞われた。宮古島出身でカツヤ・グループの上地勝也社長もかっぽう着姿ですしを握り、会員にサービスしていた。
 同協会の会員はレストラン経営者らが多く、多忙を極めているが、年間を通してさまざまな行事を行っている。
 日本の清酒メーカー有名ブランドと一緒に表彰状を受け取った、多良川の砂川社長は「こんな機会はあまりない。大きな喜び」と話していた。(当銘貞夫通信員)