障がい者にワンストップ対応 基幹相談支援センター開所


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障がい者からの相談をワンストップで受け付ける障がい者基幹相談支援センターの相談員=1日、沖縄市役所

 【沖縄】沖縄市は1日、障がい者の生活や就労などの相談を総合的に受ける「障がい者基幹相談支援センター」を開所した。県精神保健福祉会連合会が運営し、3人の職員が無料で相談を受け付ける。

 市によると、同センターの運営を民間団体に委託するのは県内で初めて。市には障がい者からの相談を受ける団体が四つあるが、障がいの種類で相談者が限定されるなどしていたため、多様化する相談内容と支援策を結び付ける必要があった。
 センターは、障がいの種類を問わずに相談をワンストップで受け付け、市の相談業務の中核的役割を担う。就労支援や生活保護、子ども・高齢者向けの行政サービスなど、相談者や家族の状況に応じた支援にもつなげていく考えだ。
 連合会の島和也センター所長は「さまざまな部署と協力し、障がい者が地域で暮らしやすいネットワークをつくりたい」と話した。東門美津子沖縄市長は「大変うれしい。障がいの有無にかかわらず誰もが暮らしやすい地域づくりをしたい」と喜んだ。
 相談受け付けは平日午前8時30分から午後5時15分。問い合わせは(電話)098(894)6120。