【アルゼンチン】盛大に移住100周年 宜野座村人会


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 宜野座村人会がこのほど、沖縄県人会館で「アルゼンチンへの移住100周年記念式典及び宜野座村人会創立60周年祝賀会」を盛大に開催した。

 会場は地元からの村人や招待者たち約400人でにぎわった。
 宜野座村から當真淳村長や多嘉山朝安村議会議長ら14人が訪問し、ブラジルの村人会久志辰男さんら14人、ペルーからも2人の代表団が出席した。
 1913年、農業の技術を持った故仲間平助さん(惣慶区出身)がアルゼンチンへ最初の移民として渡った。
 村人会の仲間ビセンテ会長は、「私たちの礎を築いた平助さんに感謝を込めてお祝いを申し上げる」と述べた。
 當真村長は「これからも手を取り合って、村出身者の心のよりどころとなる組織として一層発展してほしい」と語った。
 宜野座村は沖縄で初めて86年から「南米子弟研修生受け入れ事業」を実施し、さらに2006年から、南米3カ国村人会の協力で宜野座村の青年研修生を派遣する事業も行われるようになった。
 今回の祝賀会は研修生OBをはじめ、2世、3世が企画、協力した。
 (大城リカルド通信員)
英文へ→Ginoza Village Association of Argentina celebrates the 100th anniversary of emigration to Argentina