朝戸大砲が勝利 G★W祭与勝闘牛大会


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龍星若獅子(左)と常勝会荒鷲が一進一退の激しい打撃戦を繰り広げたシーの2番=4日、うるま市石川多目的ドーム

 【うるま】G★W祭与勝闘牛大会(与勝闘牛組合主催、琉球新報社共催)が4日、うるま市石川多目的ドームで開かれた。シーの一番は1トンを超える大物牛の朝戸大砲に対し、八重山チャンピオンとして凱旋(がいせん)した与那嶺天王が挑んだが、朝戸大砲の迫力にかなわず敗走した。36秒で決着した。

 シーの二番は全身の体重を掛けるように弾みを付けて相手を打った常勝会荒鷲と、足腰と首のひねりで応戦した龍星若獅子が激しい打撃戦を繰り広げた。交角3分すぎ、バランスを崩した常勝会荒鷲を龍星若獅子が柵越しに追い込み、巨体を押し上げ勝利をつかんだ。
 この日一番の戦術を見せた大福大空はシーの七番、立進龍と対戦。序盤はじわじわと相手を攻めた。相手牛も闘志を失わなかったが、大福大空は相手牛が体勢を整える直前の隙を見逃さなかった。柵越しの腹取りで勝負を決めた。
 初土俵を踏んだ南星荒風パンダは持ち前の角を生かした。相手牛ミナミの帝王のスタミナを奪うように眉間を突く技で迫って敗走させ、白星を飾った。
【優勝】朝戸大砲
【殊勲賞】龍星若獅子
【技能賞】大福大空
【敢闘賞】蓮大砲