沖縄の米軍基地内にあるメリーランド大学の教授ロバート・ウォーカーさんと妻のエミーさんが9日、北米沖縄県人会ウチナーグチ・クラス(比嘉朝儀講師)を訪問した。著書「沖縄と琉球諸島のガイドブック」を紹介し、講演した。
ウォーカーさんが沖縄に赴任したのは2000年でことし14年目になる。今回のロサンゼルス訪問は、大学講座の休暇を利用した米国への里帰りで、沖縄県人会のほか、ガーデナ日本文化センターやリトルトウキョウ図書館を訪問し、ガイドブックに掲載されている観光写真などをスライドで紹介し、サイン会を行った。
ガイドブックは東アジアを専門とする米国のタトル出版社から出版され、287ページ、英文で書かれている。琉球諸島の島々、食べ物、人々の生活、文化をカラーで紹介した傑作だ。
ウチナーグチ・クラスの講演でウォーカーさんは、著書は鹿児島の薩南から奄美大島諸島、台湾に近い先島(尖閣諸島を含む)まで、多くの島々を自分の足で訪ねた記録だと紹介した。
ウォーカーさんは「年月をかけて、琉球諸島を回ることができ、完成した興味深い作品になっている」と説明した。
(当銘貞夫通信員)