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【北中城】沖縄バヤリース(南城市)の前身企業に当たり、復帰前に「バヤリースオレンジ」を販売していた「アメリカンボトリング」の元社員の親睦会が5月30日、北中城村のコスタビスタ沖縄ホテル&スパで開かれた。
昨年3月に続き2回目。今回初めて参加し約42年ぶりの再会を果たした元社員もおり、バヤリースがつがれたグラスを片手に思い出話に浸った。
沖縄バヤリースは、復帰を目前にした1972年、解散の方針を示されたアメリカンボトリングの従業員ら約60人が共同出資して設立した。復帰後は県内の飲料メーカーが本土資本の子会社となる中、唯一の地元資本として親しまれてきたが、ことし末でアサヒ飲料(東京)に営業権を譲渡することが4月に発表された。親睦会で現会長の安里祥徳さん(84)は「復帰後も生き残れたのは、皆さんの蓄積のおかげ。ゆっくり楽しく歓談しよう」とあいさつした。
来賓として出席した沖縄バヤリースの上間長恒社長は「皆さんがつくり上げた伝統は引き継がれる。自信と誇りを持ってこれからもご愛飲いただきたい」と語った。
英文へ→Former employees of Bireley’s Orange hail an era