東村高江の昆虫、写真で50種紹介 うるま市海の文化資料館


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「高江で出合った虫たちを多くの人に知ってほしい」と話す宮城秋乃さん=3日、うるま市与那城の市立海の文化資料館

 【うるま】東村高江に生息する昆虫たちの写真展「高江の森の小さな命」が、うるま市与那城の市立海の文化資料館(海の駅あやはし内)で開かれている。

日本鱗翅学会自然保護委員の宮城秋乃さんが高江の森で撮った昆虫50種などを100枚の写真で展示している。30日まで。入場無料。
 写真は宮城さんが2011年10月からことし5月までに撮影した。準絶滅危惧種に指定されているリュウキュウウラボシシジミが高江に多く生息していることや、新種のカニムシ2種が見つかったこと、ナミエシロチョウの求愛行動などを紹介している。
 宮城さんは「高江は人と自然がバランスよく関わり合い、昆虫と人が出合いやすい場所。高江の森にたくさんの生き物がいることを知ってほしい」と来場を呼び掛けた。開館は午前9時から午後5時まで。月曜は休館日。