【フランス】幸地さん作品に注目 パリ国際美術フェア出展


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
(右から)幸地作品コレクターのジョンさん、幸地学さん、ユッセフ・アブレルケさん(シリア人画家)、クロード・ルマンさん(画廊オーナー)ら

 世界を舞台に活躍している著名な県出身芸術家の一人に那覇市出身の幸地学さんがいる。幸地さんの作品が3月27日から30日まで、フランス、パリのグランパレで開催された「パリ国際現代美術フェア(ARTPARIS)」で展示された。

 世界の美術界でメジャーの一つとなっている同フェアは世界中から140もの著名なギャラリーが一堂に会して、近代と現代の国際的なアーティストの作品を展示・販売している。
 世界の美術界で先端を行く展示会会場は連日多くの美術愛好家や報道、美術関係者らが訪れ、にぎわいを見せた。展示された幸地さんの作品は10点で、販売を請け負っているパリのクロードルマンギャラリーが出展した。会場中央側に設けられた最大のブースで展示され、注目を集めていた。
 幸地さんは期間中、毎日ブースで来場者に応対し、「世界的な美術フェアということで、美術の専門家や愛好家、マスコミなど多くの来場者とコミュニケーションを持った。芸術作品が人々の生活の一部であることを、確認する機会となった」と語った。
(大城洋子通信員)