【名護】名護市のホテルゆがふいんおきなわは8日、開業25周年を記念し映画上映会「ホテルdeシネマ」を開催した。第1回は那覇市出身の宮平貴子監督が手掛けた初の長編映画「アンを探して」を2回上映した。
映画館のない名護にできた「一日映画館」に市民らが多数訪れ、同じ時間を共有した。
上映前、ゆがふいんを運営する前田産業ホテルズの前田裕子社長は「名護の皆さんに映画を楽しんでほしい」と来場者を歓迎した。舞台あいさつに立った宮平監督は「こんなにたくさんの人に来てもらった。映画人として映画の価値というものを考えさせられる」と感慨深げに語った。
上映会はフリードリンク。ゆったり座れるソファ席もあり、来場者はくつろぎながら映画を楽しんだ。
市大北から訪れた宮城敬子さん(83)は「名護に映画館があった時はよく見に行った。今は映画館に行くのも大変なのでとてもいい機会だった。また見に来たい」と感激した様子で語った。
ホテルdeシネマは8月24日、11月16日にも行われる。