LED化で負担軽減 宜野湾市内、防犯灯取り換え


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LED化した防犯灯に点灯する佐喜真淳市長(中央)や伊波健自治会長会会長=6日、宜野湾市の真志喜公民館

 【宜野湾】宜野湾市はこのほど、市内に設置している約3250灯の防犯灯をLEDに取り換えた。市によると、自治体全域の防犯灯をLED化したのは宜野湾が県内で初めて。

6日に真志喜公民館で点灯式が開かれ、市の関係者や23自治会長が集まった。
 取り換えは市防犯灯LED化事業の一環。今後さらに250灯を新設する予定で、防犯灯は合計約3500灯となる見通し。LED化により市や自治会の支出、作業負担を軽減させるほか、防犯対策の強化にもつながるとして事業化された。
 市はこれまで、防犯灯の改修や維持管理費などについて、自治会に補助金(年間1200万円)を支出していたが、それをリース契約(年間1千万円)に切り替えた。LEDへの移行により、今後10年間で市の負担が約700万円、23自治会全体の負担が約4千万円節減できるという。
 6日の点灯式で、佐喜真淳市長は「県内初の事例で難しい課題もあった。(LED化で)防犯対策を強化し、市民の安全安心な生活にも寄与できる」とあいさつ。市自治会長会の伊波健会長も「経費削減に貢献すると思う」と期待した。