エイサー、青空、ハイビスカス… 泡瀬護岸、600人で彩る


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「泡瀬の護岸に絵を描こう!!」で最優秀賞に選ばれた宮里中の名嘉真幹華さん(左端)と同中美術部の仲間たち=21日、沖縄市泡瀬

 【沖縄】沖縄青年会議所(上江洲伸一郎理事長)は21日、沖縄市泡瀬地域の堤防約300メートルに絵を描くイベント「泡瀬の護岸に絵を描こう!!」を開いた。市内外から約600人の親子らが参加した。体中にペンキをつけながら、「大好きな沖縄」を題材にした思い思いの作品を壁に描いて楽しんだ。

 沖縄市の市制施行40周年、青年会議所の創立45周年を記念したイベント。4~5月末にかけて、市内の小中高校生を中心に応募があった約300作品のうち、約150作品の絵が横2メートル、縦1メートルの堤防の壁に描かれた。
 最優秀賞に選ばれた沖縄市立宮里中2年の名嘉真幹華さんは、大好きな沖縄の青空の下にハイビスカスが咲き誇る中、地域の仲間たちが伝統エイサーを仲良く踊る絵を描いた。21日は宮里中の美術部で3年の新垣優花さん、2年の立津早樹さん、吉山明里さん、佐藤天音さんと一緒に描いた。
 名嘉真さんは「地域の人たちが仲良く楽しみ、沖縄がもっと明るくなるように願って描いた。友達と一緒に描けていい思い出になった」と笑顔で話した。