やんばるの山々眺め“命薬” 「学びの森」に薬草風呂


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 【国頭】やんばるの山々を眺めながら薬草風呂が楽しめる入浴施設「命薬(ぬちぐすい)の湯」が22日、国頭村安波の森林散策体験施設「やんばる学びの森」内にオープンした。同日開かれた記念式典には村関係者などが集まり、完成を祝った。

 施設は、215平方メートルの平屋建て。大人が10人程度入ることができる浴場が一つと、大人1人子ども2人が入る大きさの五右衛門風呂が二つ設置されている。浴場からは本島最高峰の与那覇岳や、伊部岳などの山々を望むことができる。
 お湯に使う水は安波川から引いた。五右衛門風呂に入れる薬草は月桃やからぎなど地元の植物にこだわり、季節に合わせて変えていく予定だ。
 施設は現在、やんばる学びの森入浴客のみの利用を受け入れる。利用時間は、午後4時~午後10時まで。
 宮城久和村長は「森林散策を楽しんだ後に、命薬の湯で心身共にリフレッシュしてほしい」とあいさつした。

やんばるの山々を眺めながら入浴を楽しめる「命薬の湯」=6月22日、国頭村安波のやんばる学びの森
施設の前でテープカットをする関係者ら