好物覆う氷と格闘 こどもの国、動物たちが“珍行動”


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鼻と足をうまく使い、ミカンなどが入った氷を食べるゾウの琉花=13日、沖縄市胡屋の沖縄こどもの国

 【沖縄】動物たちの好物が入った氷をやる「アイス祭り」が13日、沖縄市胡屋の沖縄こどもの国であった。飼育員が馬肉やリンゴ、ニンジンなど動物の餌の周りを固めた氷をやった。訪れた多くの親子連れなどが普段は見られない動物たちの行動を見て楽しんだ。

 リンゴやミカンが入った氷を鋭い爪で削ろうとするタヌキや、氷を両手で抱えて何度も舌でなめていたライオン。子どもだけでなく大人も夢中になり、写真を撮る姿も多く見られた。中には氷で固められた好物に気付いていないのか、諦めているのか、カバやサルは氷に反応しなかった。
 ゾウの琉花はミカンやニンジンなどが入った氷を見つけると「パオーン」と大きな鳴き声を上げ、氷を前足で踏んで割り、長い鼻を使って口に運んだ。
 諸見小の伊差川華璃奈(かりな)さん(9)と島袋瑛満(えいみ)さん(10)は「氷が固そう」「ゾウの食べ方が面白かった。氷は冷たそうだった」と笑った。
英文へ→Odd-behaving animals at Okinawa Zoo and Museum