茨城高文祭きょう開幕 沖尚、混声合唱で挑む


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本番に向け気持ちを一つにする沖縄尚学高校合唱部の生徒=25日、那覇市国場の沖縄尚学高校

 文化部のインターハイとも呼ばれる「第38回全国高校総合文化祭茨城大会」(主催・文化庁、全国高校文化連盟など)が27日から31日までの5日間、茨城県内各地で開かれる。芸術文化活動に日々励む高校生約2万人が全国から集結。県内からはパレードや郷土芸能、吹奏楽や自然科学など16部門に35校から348人が出場、出展する。

 27日午後には同県つくば市で総合開会式が予定されている。式終了後には西原高校マーチングバンド部と南風原高校郷土芸能部の県合同チームなど、全国の代表約2500人がパレードを繰り広げる。
 31日の合唱部門に出場する沖縄尚学高校合唱部は、予選大会に相当する昨年7月の県高校総合文化祭に出場した高校では唯一、男声を含む混声合唱だ。中高一貫校ということもあり、部員の一部が中学生という点も見どころになる。
 3年生でベースを担当する齋藤玄己君(18)=豊見城市=は「受験との兼ね合いで今回が最後の参加になるかもしれない。一つ一つの合唱は毎回一度きりで大切にしている。みんなと一緒に音を残していきたい」と、本番では仲間の歌声を低音で持ち上げる。