高校総体あす開幕


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全国総体でチームベストを更新した女子400メートルリレー中部商のメンバー=30日、山梨県の山梨中銀スタジアム

 山梨県や東京都など4都県で開催される全国高校総合体育大会「煌(きら)めく青春 南関東総体2014」は8月1日、東京都の味の素スタジアムで総合開会式を迎える。同日から各地で本格的に競技が始まり、高校生アスリートが全国の頂点を目指して熱戦を繰り広げる。

 先行競技の女子ソフトテニスでは県勢が善戦しており、幸先のいいスタートを切った。30日は山梨県甲府市の山梨中銀スタジアムで陸上競技が始まった。県勢は男女の400メートルリレーなどに出場したが、惜しくも予選突破はならなかった。
 南関東総体は8月20日まで行われる。県勢は24競技に431人(男子250人、女子181人)が出場を予定している。

◆先行の陸上始まる
自己ベスト更新に笑顔/女子400R、中部商
 女子400メートルリレーの中部商(比屋根愛夏、岩永梨沙、具志堅美織、嘉納リサ)は予選突破を逃したものの、全国の大舞台でチームベストを更新した。「楽しんで走ろうと思った」と口をそろえるメンバーの表情は達成感に満ちていた。
 これまでのチームベストは南九州総体で出した47秒92。「初めての総体だけど緊張しなかった」と言う比屋根がいい形でスタートすると、2走の岩永は「周囲に流されずに走った」と振り返る。具志堅は「うまくバトンパスができた」とアンカーの嘉納につなぎ、チームベストを上回る47秒90でゴールした。
 「全国でベストを出すことが目標だった」と嘉納。「全力で走ることができた」と笑顔を見せた。