琉球新報社 
第９６回全国高校野球選手権大会第７日の１７日、県代表の沖縄尚学は２回戦で作新学院（栃木）と対戦、３―１で勝ち初戦を突破した。沖尚は三番・西平大樹の本塁打を含む４安打で３点と効率良く攻め、投げてはエース山城大智が１４奪三振、被安打３の力投を見せた。
沖尚・山城大、作新・藤沼卓巳の両エースが先発。沖尚は初回、作新の朝山広憲に右中間へ先制本塁打を許したが、その裏西平が左翼席へ運んで同点とした。
沖尚は四回、西平の四球を足がかりに、四番安里健の右前打で一、三塁とチャンスを広げ、久保柊人の二ゴロの間に西平が勝ち越しのホームを踏んだ。
五回から登板した作新・朝山の立ち上がりをつき、連続四球で沖尚は無死一、二塁の好機をつかんだが、作新の好守備に阻まれ無得点。六回裏には左前打で出た中村将己の盗塁、好走塁もあり、１点を追加した。
六回表、作新の攻撃は二死二塁で初回に本塁打を放った朝山を迎えたが、山城大が内外をたくみにつく投球で見逃し三振にとり、ピンチを切り抜けた。
作新学院（栃木）
１００００００００｜１
１００１０１００×｜３
沖縄尚学
（作）藤沼、朝山―横尾
（沖）山城大―伊良部
▽本塁打 朝山（作）西平（沖）
