スポーツ、ダイビングを特集 バリアフリー観光冊子 第8号発刊


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障がい者や高齢者のための観光ガイド「そらくる」の取材に協力した沖縄市児童デイサービス「そら」の子どもたち=13日、沖縄市美里の市児童デイサービス「そら」

 【沖縄】NPO法人バリアフリーネットワーク会議(親川修代表)はこのほど「バリアフリー観光ガイド そらくる沖縄Vol.8」(2014―15年版)を発刊した。年間を通して3万部を県内の観光案内所や福祉施設、全国の社会福祉協議会に順次無料で配布する。

 パラリンピックや知的障がいのある人が参加するスペシャルオリンピックなどのスポーツ、国立公園の指定を受けた慶良間諸島のバリアフリーダイビングなどを特集した。
 人口透析を受けられる医療機関、人工肛門や人工ぼうこうを付けている人に対応するオストメイト対応トイレ、成人の着替えやおむつ交換のためユニバーサルシート設置施設の一覧も充実している。
 親川修代表は「障がいのある人にとって一番大事なものは情報だ。楽しみたいことを当たり前に楽しめる場所を紹介している。高齢の親を孝行したい人の役にも立つ。高齢者や障がいのある人が家に引きこもらせないためのツールだ」と冊子をPRした。
 ガイドについての問い合わせはNPO法人バリアフリーネットワーク会議(電話)098(929)1140。